高校野球で坊主じゃない高校は?野球部が坊主の理由は?

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野球部の髪型といえばなんでしょうか?
野球部の髪型といえば「坊主である」と答える方は多いでしょう。
しかし近年では、坊主ではなく髪型が自由な高校も増えてきています。

坊主じゃない高校に強い所なんてあるの?
野球は、なぜ坊主が多いの?
こんな疑問についてお応えします。

本記事を読むことで
・坊主ではない強豪校は?
・2023年甲子園に出場した坊主ではない高校は?
・野球部が坊主になったのはなぜなのか
について理解できます。

坊主じゃない全国の強豪校は?

髪型が自由の高校は、強くないというイメージを持つ方もいるでしょう。
しかし、坊主じゃない高校でも強豪チームはあります。
このセクションでは、坊主じゃない全国の強豪校を8校紹介します。

旭川大高校(北北海道)
夏の甲子園に10回出場してる高校です。
北海道屈指の激戦区である旭川支部から勝ち上がり、10回も甲子園に出場という実績がある強豪校です。
旭川大高校では、2017年に坊主が禁止されました。
なお、旭川大高校は、2023年に旭川志峰高校へ名前が変更になっています。

秋田中央高校(秋田)
夏の甲子園に5回出場している高校です。
プロ野球選手を輩出していて、秋田大会でも毎年ベスト4に入る実力高校です。
2019年に坊主が禁止されました。

東北高校(宮城)
夏の甲子園に22回、春の甲子園に20回出場している高校です。
ダルビッシュ有選手の母校としても有名な東北高校。
2022年から坊主の強制を禁止しました。

花巻東高校(岩手)
夏の甲子園に11回、春の甲子園に4回出場している高校です。
大谷正平選手の母校としても有名な花巻高校。
2018年に坊主の強制を禁止しました。

慶應義塾高校(神奈川)
夏の甲子園に19回、春の甲子園に10回出場している高校です。
2023年に107年ぶりの甲子園優勝をしています。
慶應義塾高校は「エンジョイベースボール」を掲げていて、頭髪が自由のチームです。
創部以降、一度も坊主を強制していないチームです。

新潟明訓高校(新潟)
夏の甲子園に7回、春の甲子園に1回出場している高校です。
2010年の甲子園ではベスト8の成績を残しています。
2018年に坊主を禁止しました。

享栄高校(愛知)
夏の甲子園に8回、春の甲子園に11回出場している高校です。
享栄高校は、愛知私学4強のうちのひとつです。
2018年に坊主を禁止しました。

済美高校(愛媛)
夏の甲子園に6回、春の甲子園に2回出場している高校です。
2004年の春の甲子園で優勝し、夏の甲子園では準優勝、2013年の甲子園では準優勝の成績を残している高校です。
2020年に坊主をやめました。

甲子園で坊主じゃない高校は?

甲子園に出場するチームは、坊主が多いイメージがありますが、坊主じゃない高校も出場しています。
このセクションでは、2023年の甲子園に出場した坊主じゃない高校を7校紹介します。

クラーク国際(北北海道)
夏の甲子園に2回、春の甲子園に2回出場している高校です。
クラーク国際高校の野球部は2014年創部し、創部3年目の2016年に夏の甲子園に初出場しています。
髪型は自由な高校ですが、2023年の甲子園では、ほぼ全員が坊主でした。
髪型が自由でも、部員が自主的に坊主になるケースもあるのですね。

花巻東(岩手)
上記で解説しています。

土浦日大(茨城)
夏の甲子園に5回、春の甲子園に2回出場している高校です。
2023年の甲子園ではベスト4の成績を残しています。
2016年に坊主の強制を禁止しました。

慶應義塾(神奈川)
上記で解説しています。

浜松開誠館(静岡)
夏の甲子園に1回出場している高校です。
浜松開誠館は、髪型が自由なだけでなく、筋トレ重視で週休2日制が導入されています。
従来の枠組みに捉われず、監督が様々な改革をしています。

立命館宇治(京都)
夏の甲子園に4回、春の甲子園に3回出場している高校です。
立命館宇治には、生徒のデータを分析する4人の教諭がいて、そのデータを練習メニューに活かしているそうです。
2022年から坊主の強制を禁止しています。

英明(香川)
夏の甲子園に3回、春の甲子園に3回出場している高校です。
打撃が強いチームで有名ですね。
2018年から頭髪ルールを校則と同じにしたそうです。

野球部が坊主になったのはなぜ?

野球部が坊主になったのは、太平洋戦争が関係しているといわれています。
戦争が長期化する中、戦場にも行かず学生が野球をしていることに非難の声がありました。
当時早稲田大学の監督だった飛田穂洲さんは、野球を守るため、「野球は軍隊育成である」という方針を掲げました。
具体的には、坊主の強制や厳しい上下関係、厳しいノック、走り込みなどです。
こうして、日本の野球は守られてきましたが、結果的に軍隊育成という方針で実施していたうちの一つである坊主が現代まで残っているということです。
つまり、坊主は戦時中の際に、野球を守るために行われたというのが理由です。

まとめ

今回の記事では、高校野球で坊主じゃない高校と野球部が坊主の理由について解説しました。
これから、坊主じゃない高校はどんどん増えていくでしょう。
髪型に捉われることなく、のびのびと野球に取り組んでほしいですね。

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